運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login
29件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

  • 1
  • 2

1960-04-26 第34回国会 参議院 文教委員会 第13号

説明員高橋誠一郎君) 会員数、つまり定員百人ということが妥当であるかどうかということでございます。この点も弘前から考えておりますのでありまするが、百人が妥当であるかどうかということになりまするというと、芸術院の成立の歴史などにさかのぼりまして今日のようなことになっておるとは存じまするが、何しろ美術部門の五十人に対しまして、文学部門三十人、芸能部門二十人というのはいかにも少ないと考えております。他日

高橋誠一郎

1960-04-26 第34回国会 参議院 文教委員会 第13号

説明員高橋誠一郎君) ただいまお話の一部のボスに牛耳られておるのではないかというお尋ねでございまするが、御承知のように、芸術院は三部に分かれておりまするので、芸術院に関しましては、ずいぶんいろいろな非難攻撃あるいはまた流言飛語のようなものがとんでおりまするが、私どもの知る限りにおきましては、二部あるいは三部におきましては、ただいま仰せのようなボス的な存在があるというような非難をほとんど耳にいたしませんのであります

高橋誠一郎

1960-04-26 第34回国会 参議院 文教委員会 第13号

説明員高橋誠一郎君) 御承知通り芸術院は、まず第一に栄誉機関として存在するものでございまして、芸術上の功績顕著なるものを芸術院会員といたしておりまするので、実際におきましては、日本芸術行政方面におきまして、これまで活躍いたしておりましたのは日展との関係でございまして、日展運営委員会芸術院とが日展を共同主催して参つたのでございまするが、御承知のように、先年、日展芸術院から切り離しまして

高橋誠一郎

1960-03-09 第34回国会 衆議院 文教委員会 第5号

高橋説明員 先ほども申しましたように、増員の必要を特に感じておりますのは二部、三部でございます。まだその声がそれほど高まっているというところまでは参っておりませんが、相当この要求はあることと存じておるのであります。最近豊道春海氏の主張しておられますことは、二部、三部をふやして一部と均衡を保たせるということではなく、第一部内におきまして書道の会員二人のところをさらに何人かふやしてもらいたい、こういう

高橋誠一郎

1960-03-09 第34回国会 衆議院 文教委員会 第5号

高橋説明員 芸術院内におきましても、また私といたしましても、三部制をとっておりまする以上は三部ともに大体同数であってほしいと願っておるのでありますが、ただいまも申しましたようないろいろな伝統がございまするので、五十人、三十人、二十人ということに相なっておるのでありまして、二部、三部におきましては、相当増員要求する声がこれまでも一部にございましたことと存じております。この要求は私どもといたしましても

高橋誠一郎

1960-03-09 第34回国会 衆議院 文教委員会 第5号

高橋説明員 私が芸術院に入りましたのは昭和二十三年のことでございまして、あまり古いことは存じませんが、これは御承知のことと存じますが、帝国美術院が発展いたしましたものでございまして、最初は美術家だけのものでございましたが、その後になりましてただいまお話文芸界人たち、それから芸能界人たち、こういうような者が加わることに相なりましたので、今日に至りまするまで美術家偏重と申しますか、美術家の数が芸術院会員

高橋誠一郎

1959-09-10 第32回国会 衆議院 内閣委員会 第4号

高橋参考人 ただいま福田委員長から御丁重なごあいさつをいただきまして恐縮いたしております。私栄典制度につきましては一向研究したこともなく、深い関心を持ったこともなかったのでございまするが、先年昭和三十一年の初めにおきまして、鳩山内閣時代内閣栄典制度審議会というものが設けられまして、はからずその委員を仰せつかりました際に少しばかり考えてもみ、また委員会におきまして委員諸君の御意見などを聞きまして

高橋誠一郎

1958-03-04 第28回国会 衆議院 法務委員会 第10号

高橋参考人 ただいまの点でございますが、先ほども申しておりますように、青少年の性的犯罪増加、ことにこれが売春禁止法実施以後においてどういうことになるか、増加するか減少するかという点を、私ども非常な関心を持って見ておるところであります。われわれの今やっておりまするところでは、売春というものは罪悪であるということを強調するような映画を求めておりまする一方、また、性的犯罪を決して是認するようなこともむろんないのでありまするし

高橋誠一郎

1958-03-04 第28回国会 衆議院 法務委員会 第10号

高橋参考人 ただいまのお言葉でございまするが、私、就任の際に製作者そのほかの方々のお集まりになりましたところに出席いたしまして申し上げたことでもありまするが、映画界にはすさまじい競争の旋風が吹きまくっておる、ほとんどカットスロート・コンペティションと言ってもいいようなあさましい競争のあることを聞いておる、これはまことに遺憾しごくなことである、しかしながら、戦争に従事しておりまするものに職業的な軍人

高橋誠一郎

1958-03-04 第28回国会 衆議院 法務委員会 第10号

高橋参考人 私、映倫管理委員長をいたしております高橋でございます。  御承知のように、終戦後におきまして、たしか昭和二十四年六月であったかと記憶いたしますが、旧映倫が発足いたしたのであります。映画倫理規程管理委員会と称せられるものであります。これが新映倫に変りますまでのいきさつは、申し上げますとまた長いことになりますので省略させていただきますが、この旧映倫十分映画倫理管理責めを果すことができない

高橋誠一郎

1957-09-27 第26回国会 衆議院 文教委員会 第34号

高橋説明員 芸術院会員の中に芸術院会員としてふさわしくない人がありました場合に、除名そのほかの罰則を設けるという考えは私にございませんのであります。御承知のことと存じまするが、芸術院会員を補充いたしまする場合に、ただ候補者をあげまして大臣に答申するだけのものでございまするので、もし芸術院会員中に芸術院会員たるにふさわしくない人の現われました場合には、これは大臣の方でしかるべき処分もされるでございましょうし

高橋誠一郎

1957-09-27 第26回国会 衆議院 文教委員会 第34号

高橋説明員 もし理事会決定通り明日の総会決定いたすといたしますならば、今後の組織運営をいかにすべきか、これは慎重な研究の後にやらなければならぬと存じております。しかしこういうことを考えますのも、まずこれまでの理事会研究すべきであると存じますので、この理事会の中に委員会と申しますか、研究会と申しますか、こういったようなものを設けまして、ここで十分研究した上のことにいたすことと相なると存ずるのであります

高橋誠一郎

1957-09-27 第26回国会 衆議院 文教委員会 第34号

高橋説明員 ただいま高津さんのおっしゃいました通りでございまして、すでに日展運営委員会は文部省からは離れることに相なっておりますし、また芸術院からも大体離れているのでございますが、まだわずかばかりのつながりを持っておったのでありますが、このたびこれを切り離してしまいまして、運営会が全く独自に展覧会を開く、こういうことにきめたのであります。なおこれは明日運営会総会を開きまして、ここで協議することに

高橋誠一郎

1957-07-12 第26回国会 衆議院 文教委員会 第31号

高橋説明員 でございますので、昨年もこの点を問題といたしたのでありますが、先ほど述べましたように、先例なく、規定もないのでありますので、本年は審査員会決議にまかせておいて、さらにこの点を検討しようというので、今年になりましてさらにこの問題を取り上げ、先ほど申し上げましたような決議をいたした次第であります。

高橋誠一郎

1957-07-12 第26回国会 衆議院 文教委員会 第31号

高橋説明員 ただいまの岩田氏の問題でございまするが、岩田氏はガラス工芸によりまして会員となっておられるのでありますが、氏は他の分野におきまして、すなわち金工方面におきまして自分の腕をためしたいとお考えになったのでありまするか、出品を申し出られたのであります。これを許すべきやいなやということが運営委員会理事会の問題となったのでありまするが、金工方面に自信が十分あり、この点に出品するということであるならば

高橋誠一郎

1956-10-26 第24回国会 衆議院 文教委員会 第53号

高橋説明員 さような決定はいたしておりませんのでありまして、ただいま申しましたように、専門審議委員報告を得、そのほかの点を考えまして、これを許可する方針に向って進みましても、むろん万一御物に対して影響があるということがはっきりするとか、あるいはまた会社が誠意をもって条件を履行しない、こういうような場合には断然これを取り消すとかあるいはまた文化財保護法適用する、かような決心はいたしておるのであります

高橋誠一郎

1956-10-26 第24回国会 衆議院 文教委員会 第53号

高橋説明員 肥鉄土会社に対しましては前回お答えいたしましたように、先方の態度にはなはだ遺憾なものが多いめでありまして、こういうことでありまするならば、われわれとしてはあくまでも避けたいと考えておりました文化財保護法を発動させまして、罰則適用もやむを得ないことではないかと決意いたしておったのであります。その後になりまして社長の鍵田氏と二回会見いたしました。その際私としましては、やはり罰則適用は避

高橋誠一郎

1956-07-17 第24回国会 衆議院 文教委員会 第48号

高橋説明員 カモシカでございますが、これは先ごろ非常に大きな問題をかもしたのであります。このカモシカはむろん本邦特有動物であります。その生息地はかなり広い範囲にわたっておるのでございまして、その数は推定およそ三千程度といわれまして、戦後はやや増加の傾向にあると報告せられておるのであります。むろん先ごろ起りましたようなはなはだ遺憾な事件に対しましては、十分注意をいたさなければならず、またいたしておるのでございますが

高橋誠一郎

1956-07-17 第24回国会 衆議院 文教委員会 第48号

高橋説明員 実はこの点でございますが、これは委員会といたしましては、まだその詳細な調査書を手に入れておらないのであります。なるべく早い機会に専門家現地調査を行いまして、性態観察の上に価値の高いことがわかりますれば、指定の上保存いたしたいと考えておるのでございますが、まだ調査書が実は参っておりませんような次第でございまして、はなはだ遺憾に存ずる次第であります。

高橋誠一郎

1956-07-17 第24回国会 衆議院 文教委員会 第48号

高橋説明員 特別史跡となっております名古屋城跡のまず石垣でございますが、これにつきましては昭和二十六年度から三十年度まで五カ年継続で小天守、大天守石垣を修理いたしましたことは御承知通りであります。総工事費は千五百六十万円でございます。そのうち半額七百五十万円の国庫補助を行いましてこれは完成いたしたのであります。さらに名古屋市におきまして天守閣の復興をしたいということは話には聞いておるのでありますが

高橋誠一郎

1956-06-03 第24回国会 衆議院 文教委員会 第46号

高橋(誠)政府委員 むろんこれがすみやかに批准せられ、国内法によりまして整備せられますることを、われわれ先ほど申しましたように祈っておりますので、先ほど岡田局長からの答弁がございましたが、委員会といたしましては、一日も早くこれが批准せられますることを希望いたして、その意見を表明いたして、外務省そのほかと連絡いたしておるのでございます。

高橋誠一郎

1956-06-03 第24回国会 衆議院 文教委員会 第46号

高橋(誠)政府委員 むろん文化財保護委員会におきましてもかような条約が成立いたし、実施せられますことを歓迎いたしておるのでございまして、文化財保護委員会からも関野課長があちらに出張いたしまして、いろいろ意見などを述べて参ったのであります。ただいまお話のありましたように、やがてこの条約が批准せられ、国内法が制定せられますことを祈っておる次第でございます。

高橋誠一郎

1956-03-13 第24回国会 衆議院 文教委員会 第14号

高橋(誠)政府委員 宿題となっておりました点をお答え申し上げます。  第一の御質問は、昨年の二月八日に、文化財保護委員会は、この道路すなわち正倉院北側道路が着工されているということを聞きながら、道路の完成する四月半ばごろまで二カ月以上放任したというのはどういうことかという御質問と存じます。この会社は、一たん行われました知足院北側における佐伯良謙貫主すなわち法隆寺の貫主との土地売買契約が解任されましたがために

高橋誠一郎

1956-03-06 第24回国会 衆議院 文教委員会 第12号

高橋(誠)政府委員 一部分は鋪装をしたということでありますが、これも遺憾ながら完全鋪装程度に達しておらないのでありまして、この点は強硬に交渉いたしたいと考えております。それから散水の点におきましても、はなはだ遺憾なものがあるのでありまして、散水協会と申しますか、それにずっと続いて加入するということがないというようなことを聞いておるのでございます。この前もちょっと申し上げましたように、この観光バス

高橋誠一郎

1956-03-06 第24回国会 衆議院 文教委員会 第12号

高橋(誠)政府委員 宮内庁からの回答につきまして書類をここに持参いたしておりますので、これを朗読いたしてもいいのでございますが、私の記憶によって申し上げますれば、ただいまお話のありました点、宮内庁としては観光バスが通らぬことをむろん希望しておる、これが一番望ましいことであるが、観光そのほかの見地からどうしてもこれを通す必要があるのならば、これだけの施設を施してもらいたい。舗装とか散水とかいうような

高橋誠一郎

1956-03-06 第24回国会 衆議院 文教委員会 第12号

高橋(誠)政府委員 前会御質問を受けました際に私のお答え申し上げましたところは、ただいま速記録を御朗読になりました通りでございます。その際野原さんから特に文化財保護委員会はあまりほかの機関に依頼し過ぎておりはしないか、私は言葉を正確に申し上げることはできないのでありまするが、文化財保護委員会自身付属機関として研究所を持っておる。ことに奈良の研究所というものがあるではないか、ここで塵埃の美術品に及

高橋誠一郎

1956-02-16 第24回国会 参議院 予算委員会 第6号

政府委員高橋誠一郎君) ただいま御質問を受けました点でございますが、この点は文化財保護委員会におきましても早くから問題といたしておる点でございます。御承知のように正倉院宮内庁所管でありまするので、まず宮内庁調査を依頼いたしまして、宮内庁側意見を聞きましたのであります。宮内庁では、この観光バスを通さないことがむろん一番望ましいのであるが、しかしながら、どうしてもこれを通す必要があると、こうするならば

高橋誠一郎

1955-12-15 第23回国会 衆議院 文教委員会 第6号

高橋説明員 東側の道路はまだ許可をいたしておらないのであります。そして西側、北側でございますが、これは初めに許可いたしましたものと違ったところに道をつける、今までまっすぐに通すべきものでありましたのを、今度は弓なりに通すということになっておるのでありますが、この点は大した影響はないと考えるのでありまして、まっすぐに通しますよりは、考えようによりますと、あるいは弓なりの方がかえって安全ではないかというような

高橋誠一郎

1955-12-15 第23回国会 衆議院 文教委員会 第6号

高橋説明員 黙認いたしておるのでございませんで、ただいま申し上げましたように、私鉄道開発株式会社に対しましては厳重にその違反を責めておるのでございます。それから正倉院御物に対します影響につきましては、御承知と存じますが、宮内庁の中に正倉院委員会ができておりまして、この方でも十分に検討しておるのでございまして、その答申を待ちまして、宮内庁書陵部長の名前をもって先ほど申し上げましたように、これだけの

高橋誠一郎

1955-12-15 第23回国会 衆議院 文教委員会 第6号

高橋説明員 この点は十分検討いたしておるのでございますが、御承知のごとく正倉院宮内庁所管でございますので、宮内庁が許さないという場合におきましては、むろん文化財保護委員会は不許可にいたすつもりでおったのでございまするが、宮内庁におきましては、これこれの条件を満たすならば道路を作ることもやむを得ないだろう、こういう回答をよこしましたのであります。それで舗装、植樹というようなことをいたしまするならば

高橋誠一郎

1955-12-13 第23回国会 衆議院 文教委員会 第5号

高橋説明員 第一は雅楽でございます。これはいろいろ議論がありまして、やはり日本舞踊の中に入れてしまってよいのではないかとも考えられるのでありますが、これまで雅楽として長い間存在して参ったものでありますからして、やはり雅楽として入れております。それから第二には能楽でございます。それから第三は文楽の人形浄瑠璃であります。それから第四は歌舞伎、それから第五は邦楽——日本音楽であります。それから第六が舞踊

高橋誠一郎

1955-12-13 第23回国会 衆議院 文教委員会 第5号

高橋説明員 この点も審議会でしばしば問題になっているのでございまするが、ただいま申し上げましたように、まず伝統的な古典芸能を保存するということが第一の目的でありまするが、余力ある限り新しいもの、オペラ、バレエにもその力を伸べたいというふうに考えております。こういうような古典的芸能がだんだん新しい芸能にも取り入れられるというところに、日本芸能発達の上においての非常におもしろみがあるのではないか。まあ

高橋誠一郎

1955-12-13 第23回国会 衆議院 文教委員会 第5号

高橋説明員 国立劇場という言葉を最近使っておりますが、初めは芸能センターという言葉でございまして、相当広い大きな計画でございます。ここでやりますものは新しい芸能創造発展をはかりまするために、芸能に関しまする諸資料の収集、保存、展観を行うということがまず第一でございます。これは古典芸能を正しく保有しまするのみならず、これを新しい芸能創造に寄与させるというところからくるものであります。それからその

高橋誠一郎

1955-05-24 第22回国会 衆議院 文教委員会 第10号

高橋(誠)政府委員 私ども保障を求めましたのは、ただいま御質問にございましたように金銭上の補償を求めるという意味ではございませんので、今後損害を与えるようなことはしないという保障でございます。これまで与えられたものに対しましては、われわれはただ抗議を申し込んだだけでございまして、金銭上の補償というようなことを求めたわけではないのであります。

高橋誠一郎

1955-05-24 第22回国会 衆議院 文教委員会 第10号

高橋(誠)政府委員 私の聞いておりますところでは、これは二合目から撃つということでございます。それで先ほども申し上げましたように、ますます拡大されるおそれがございますので、従って危険も増加しやしないかという心配がございまするが、ただいまのところこの三十一日から行われまするものと比べますと、小規模のものではありましたが、射撃による損害というものは全然ないということでございますので、まず大丈夫ではないかとは

高橋誠一郎

1955-05-24 第22回国会 衆議院 文教委員会 第10号

高橋(誠)政府委員 前回私がこの委員会に出席いたしておりました際であります。よもやと思っておったのでございますが、いよいよ射撃を始めたという報道をこの席で聞きまして、私もがく然といたしたのでございます。直ちにその後調達庁長官福島氏に会見を求めましていろいろお話を聞いたのでございますが、射撃のために天然記念物に損傷を与えるようなことはない、こういうことを申されたのであります。なおその日に座間の司令部

高橋誠一郎

1955-05-10 第22回国会 衆議院 文教委員会 第6号

高橋政府委員 先ほど来申しておりますように、文化財保護委員会といたしましては、でき得る限りのことはいたしたいと思い、またいたしつつあるものでございまするが、何分全体の解除というようなことは、文化財保護委員会の権限を遺憾ながらこしておりますし、われわれ役所といたしましてはどうもなし得ないところのものが多いのでありまして、実にこの点遺憾でございまするが、一般の世論を動かすなり、そのほかわれわれの力でできることはどこまでもいたして

高橋誠一郎

1955-05-10 第22回国会 衆議院 文教委員会 第6号

高橋政府委員 演習地文化財保護の問題がぶつかりましたのは、私のただいま記憶しておりますところでは、宮崎県に都井岬というところがありまして、ここに野生と申しておりますが、ほんとうの野生ではないようでありますが、日本馬が六十頭ないし七十頭おる。これを保護の対象といたしておるのでありますが、この場所がレーダーの基地として使用せられる。こういうことがございましたので、文化財保護委員会は直ちに関係方面と歩調

高橋誠一郎

1955-05-10 第22回国会 衆議院 文教委員会 第6号

高橋政府委員 この問題につきましては、御承知のように富士山は、五合目以上が名勝指定されております。しかし登山道路の両側およそ百メートルずつが、やはり名勝指定されております。なおそのほかに、このたびの演習によりまして、危機を感じまするものは、天然記念物でございます。これは富士桜であるとか、それからまたツツジであるとかいうようなものが危機にさらされるおそれがございます。そのほか風穴のごときも同様でございまして

高橋誠一郎

1954-05-20 第19回国会 参議院 文部委員会 第35号

政府委員高橋誠一郎君) 只今の御質問誠に御尤もでございます。この各地方芸能につきましても丁度お話のありましたと同様なことを我々も感じておりまするのでございまして、この点におきましても予算の許しまする限り余りたくさんはとれないのでありまするが、一年に大よそ三本くらいはとつて参れるのではないかと存じております。それで最も優れたものであり、そうして亡びる虞れのありまするものを先にいたしたいと存じております

高橋誠一郎

1954-05-20 第19回国会 参議院 文部委員会 第35号

政府委員高橋誠一郎君) 只今相馬さんからの御質問でございましたが、例にとられましたのが唐招提寺でございます。委員会に属しまする者、我々も唐招提寺を見まして、実に何と申しますか傷心に堪えなかつた次第でございまして、これは私どもが聞くところによりまするというと、住職が他を兼ねておりまするようなために十分唐招提寺管理のために力を尽すことができない。で、これを国家管理にする必要が先ずありはしないか。我々

高橋誠一郎

1954-05-20 第19回国会 参議院 文部委員会 第35号

政府委員高橋誠一郎君) 只今の御質問でございまするが、我々といたしましては随分国家管理の必要を感じておるものなどもございまするが、今日のところ、まだそこのところまでは参りませんのであります。只今質問のありましたような地方公共団体そのほかのものに管理を託するというところに至つておるのでありまするが、この点に関しまして財政的な裏付けと申しまするか、これは事務局から大蔵当局と協議いたしまして、経費は

高橋誠一郎

1954-04-30 第19回国会 衆議院 文部委員会 第29号

高橋(誠)政府委員 選定基準が設けられているのでございますが、お手元にありますかどうですか、音楽舞踊、演劇その他のうち、たとえば雅楽、舞楽、声明能楽、狂言、こういうことに相なつておるのでありまして、その一例としておあげになりました平家琵琶でございますが、この平家琵琶は、私ども聞いておるところによりますと、声明並びに論議——天台、真言などの論議の脈を伝えるものと聞いております。これらのものにつきましては

高橋誠一郎

1954-04-30 第19回国会 衆議院 文部委員会 第29号

高橋(誠)政府委員 今回の法律改正のおもなる点の一つといたしまして、この管理団体というものが指定せられておるのでございます。これは先ほどお話のありましたように、国宝もしくは重要文化財所有者でありまして、あるいは貧困とか、あるいは文化財の所在地から遠く離れて生活しておるとかいうような事情によりまして十分その管理責めを果すことができないというものが相当ありますので、それによつて荒廃を一層はなはだしくしているものがあるのであります

高橋誠一郎

1954-04-30 第19回国会 衆議院 文部委員会 第29号

高橋(誠)政府委員 お答えいたします。終戦後特に国宝級文化財でありまして海外に出てしまいましたものは刀剣でございます。これは終戦警察当局の不注意と申しますか、大よそ四十五本の刀剣が所在不明になつたのであります。まことに遺憾なことでありまして、ただちに文部大臣から関係方面に交渉いたしまして、その返還を求めておるのでございますが、なかなか返つて参りません。これは文化財保護委員会設立以前のことでございます

高橋誠一郎

1953-07-03 第16回国会 参議院 通商産業委員会 第9号

政府委員高橋誠一郎君) これも非常にたくさんの専門審議会委員がございまして、おのおの専門々々に分れておりますので、只今お話のございました天然記念物に関する専門審議会委員は大学の先生であり、地質学、或いは鉱物学、それから植物学動物学というような方面専門家を以て構成せられておるものであります。そのほかに只今申しましたように、関係官庁のかたがたをも加える必要がありはしないかということを私は考えておる

高橋誠一郎

1953-07-03 第16回国会 参議院 通商産業委員会 第9号

政府委員高橋誠一郎君) 御承知のごとく財産権を飽くまでも尊重するという規定はございまするが、補償に関しまする規定は僅かに環境保全の問題に関しまして、たしか八十一條でございましたかに規定がありまするだけでありまして、この点も不備であると考えております。無論重要文化財は、その価値が国内的に又国際的に非常に高いものでありまして、その所有者権利者が単なる普通の一般財産と同じように考えておられますることは

高橋誠一郎

1953-07-03 第16回国会 参議院 通商産業委員会 第9号

政府委員高橋誠一郎君) 前回は私体を損いまして出席いたすことができませんでしたことは誠に遺憾でありました。  只今の御質問にお答え申上げまするが、すでに権利規定せられておりますところに、重要文化財として指定を行う場合、例えば天然記念物として指定を行いまする場合には、既存の権利に対しまして十分にこれを尊重いたしますることは申すまでもないことでございまして、法文にも規定がございまするが、それにもかかわらずなおこの

高橋誠一郎

1952-12-16 第15回国会 参議院 文部委員会 第9号

政府委員高橋誠一郎君) サンフランシスコにおきましては、やはり私どもは乾燥度が甚だしいためにひびが入りはしないか、彫刻類につきまして、ひびが入りはしないかということを一番恐れたのでありまして、これにつきましては、陳列場の中に鉢植えの植物などをたくさんに入れまして、乾燥を防ぐとか、水を入れるとかいうようなことをいたしましたのでありますが、私どもの見ましたところ、又技官たちから報告を受けましたところでは

高橋誠一郎

1952-12-16 第15回国会 参議院 文部委員会 第9号

政府委員高橋誠一郎君) 只今の御質問でございまするが、専門審議会におきましては全面的にこういう展覧会などの開催には賛成することができないという意見を吐かれたかたもございます。すべてが賛成というところへは参らなかつたのは誠に遺憾でございまして、向うの人が日本の古美術を鑑賞したければ日本に来るのがいいのではないかというようなことまで言われたかたがございまするが、併しながら、かくのごとき意見は極めて少数

高橋誠一郎

1952-12-16 第15回国会 参議院 文部委員会 第9号

政府委員高橋誠一郎君) それでは私から一応経過を申上げることにいたします。このアメリカ展覧会の催しにつきましては、最初一昨年と記憶いたしますが、日本に長くおりましたデユーマンと申します人から、吉田総理宛のお手紙がございまして、講和条約締結以後において、文化交流、日米親善の目的を以て、米国各地において日本の古美術展覧会を開いてはどうか、こういう申出がございました。当時まだ文化財保護委員会が成立しておりませんものでありましたので

高橋誠一郎

  • 1
  • 2